RECRUIT 採用情報

社長×社長鼎談

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ジョイックスの現在と未来
ふたりの20代社員が、塩川社長に9つの質問
ジョイックスという会社を紐解くキーワードは? 実店舗はどうなっていくのか。サステナビリティにどのように取り組んでいくのか。社内のパブリックスペースに集合し、リラックスした空気のなかで、社員の疑問に社長自らが答えていきました。
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塩川弘晃

代表取締役社長

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永樂真歩

2019年入社
Paul Smith COLLECTION ショップスタッフ
事前に「社長に聞いてみたい質問は?」と尋ねたところ、18コも挙げてくれました。物怖じしない性格と接客のファーストアプローチに定評がある。大切にしているのは、人の温かみ。

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森本大貴

2016年入社
Paul Smith ショップスタッフ
学生時代に手にとったポール・スミスの黄色のジャケットを超える一着とまだ出合えていない。服装やヘアスタイルは個性的で大胆だが、念入りな仕事ぶりにギャップを感じるという声も。

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ジョイックスを3つのワードで表すなら?
永樂: さっそくですが、ジョイックスを紐解く3つのキーワードを挙げるとしたら社長はどんな言葉を選びますか?
塩川: 未来を感じられる夢のある一言でいうと、第一に「平和」という言葉が浮かんできたね。次に、従業員が1,000名以上もいるから会社としては「大企業」だというイメージが湧いてくる。そして、3つ目は「安定」。50年間という長い歴史を重ねて会社として成長してきているという意味。言葉を並べると、その3つやね。ふたりは、どんな言葉が浮かんでくる?
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森本: 漢字ひとつで考えると「笑」ですね。店頭でも受注会といったイベントのときでも、先輩も後輩も楽しんで働いているように思いますし、お客様も笑ってくださっているシーンをよく見るなと思ってパッと浮かんできました。
塩川: たしかに年齢を問わず仲が良いよね。社歴の長い人も多いよね。出入りがそんなにあるわけでもないのも、そういった仲の良さを出しているのかもね。永樂さんはどうですか?
永樂: 質問したのに聞き返されるとすごく恥ずかしいですね(笑)。森本さんと同じように漢字一文字で表すなら、団結や団らんの「団」でしょうか。
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ジョイックスの社員に共通していることは?
森本:それでは、ジョイックスの社員に共通して感じる特徴のようなものはありますか?
塩川: 真っ先に思いつくのはね、皆さん真面目だということ。与えられたことに対して一生懸命だと本当に感じますね。これって、社風の部分が根っこにあると思うので、一朝一夕でできることじゃなく長年受け継がれてきて、今になっているんだとすごい感じるね。
永樂:私は個性的な人が多いなと感じます。まだ入社して2年なので、会ったことない人の方がほとんどですけど、同期や周囲にいる人、研修でお世話になっている方は個が確立している人が多いですね。
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森本: そう、それです。他のアパレルの会社に比べても、濃い1,000人の集まりなのかなっていう(笑)。
塩川: いいじゃん。キャラ立ちしていてね(笑)
永樂: 社長は、私が店頭に立っているときも何度かいらしていただいたことがありましたが、いろいろな店舗を回りながらどんなことを感じますか?
塩川: まず、森本さんが言っていたようにスタッフが明るくて楽しそうだよね。笑顔で挨拶してくれるのは嬉しいね。もうひとつは個人的に思うんですが、おっちゃんばっかりが立っているわけでもなく、女性ばっかり並んでいるわけでもなく、男性と女性の比率的なバランスが良いなと思ったんですよ。お客様も入店しやすいんじゃないかな。偏りすぎていると、入って行きにくいからね(笑)。
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実店舗とECはどのような関係になるか?
森本: オンラインでの販売がすでになくてはならないとされている昨今、これからの実店舗はどうあろうとするべきかを伺いたいと思っていました。例えば、コロナの影響を受けて閉店を余儀なくされるケースも増えている中、今後ブランドを表現するショップはどういうふうにあればいいとお考えですか?
塩川: とても難しいね。でも、ジョイックスにはもともとECなんかなかったわけで、長年これだけの店舗数を運営しノウハウが蓄積されている。つまり、この蓄積があってのeコマースなんだよね。オンライン上での需要がどんだけ膨れ上がっても実店舗がなくなることが全くもってありえないのは、やはり実店舗にしかない魅力、eコマースでは伝えきれないことがたくさんあるからです。俗にいうと「モノを売るんじゃなくて、コトを売りましょう」ということで、「コト」は、お客様が来店し、会話をして、喜びや楽しさを共有することで「モノ」を買ってくれる。そうしたストーリーと体験のことなんですよね。これがまさに僕らのアドバンテージなんじゃないかなと思うから、ここをもっと伸ばさないといけない。そう、楽しんでもらうっていうところをね。だから、リアルはなくなりません。
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今後のビジョンを聞かせてください。
永樂:コロナ禍によって社会は大きく変化しているように思えるのですが、ジョイックスをどのように進化させていきたいかなど、お考えになっていることはありますか?
塩川:コロナによって、いろいろな物事の考え方が変わるタイミングだったんじゃないかな。ここんとこ日本の景気も経済も良くって積極策が多かったけど、今回のコロナで、みんな、そればかりじゃだめだよね、もう一度、足もとをしっかりと見てみようという状態にあると思うんです。本当はね、進化させていくための、大きな夢が描けることを言いたいところなんだけど、今は足もとを固めるタイミングで、効率的な経営を目指す企業に進化させていくべきかなと思っています。それは、大きな流れがめぐってきたときのために低重心な経営をしながら次のチャンスを待つ、そういうときかなと。何か新しいものをやらないと将来がないとか、成長がないわけではない。逆に今あるブランドをどうやって磨くか。もっと磨ける。そこを追求したいと思いますね。
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森本: ジョイックスはポール・スミスのイメージが強いですし、自分の親も「ポール・スミスの会社でしょう?」というイメージがあるくらいです。たとえば、他のブランドをジョイックスを牽引するくらいに磨き上げていくためのビジョンやお考えはありますか?どういうふうに伸ばしていくのですか?
塩川: 難しいですね(笑)。これまでとの一番の変化は、ブランドをリアルな場所じゃなく、ウェブでもどこでも見られるということ。そうなると、どうやってお客さんを呼んでくるのかが大切なんですね。これは、店舗にしたって、eコマースにしたって、これだけ「モノ」が溢れている現代に共通していることです。だから、そのポイントに注力していきたい。どうやったらお客さんが来てくれるんやろうね、と。どんな施策を打つかというマーケティングがやっぱり重要になってくる一方、ジョイックスは、店頭にお客さんが来てくれたら強いよね。皆さんきちんと教育もできているし、これまで話してきたような雰囲気が店に流れているから来てくれれば勝負になる。コロナ禍のようにお客さんが来ないと、にっちもさっちもいかない。ポール・スミスも含め、他のブランドも同じく、どうやって来てもらうか。そういう発想で変わっていかないといけないなと思っています。
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「サステナビリティ」をどのように捉えていますか?
森本:いま、サステナビリティは業界全体で考えなきゃいけないといわれている課題だと思うんですが、社長はどのように考えているのかなというのを知りたいです。
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塩川: もう間違いなく、マストでやらないといけないことです。世間がそっちに向いているからという側面もあるけれど、それほど重要なことだと認識しています。ただし、朝礼でもたびたび言っていることだけれど、僕たち自身がサステナブル(持続可能)でないと。つまり僕たちが生き続けるためにサバイバルしないといけないわけですよ。僕たちは企業なので経済的に生き残っていけないと、当然サステナビリティ推進なんてできない。だから、サステナブルなことをしながら儲けることがまず必要で、「何かしら環境にいいことだけすればいいんだ」というのは本質的ではない。そうした思考でサステナビリティに接していくべきだと僕は思う。まずは無理のない範囲から始めて、皆で意識を高めていきながら、どうやって継続的に続けていけるものに仕上げていくかということだと思う。例えば、サステナブルなものづくりにしたって一時的にエコなものばっかり使っても、製品としてきちっと通用するもんじゃなければ、どんどん捨てられていく。それは当然、だめだよね。しっかりと腰を落ち着け、焦ることなく取り組んでいけばいい。もちろん、マインドは絶対に重要だよね。
森本: すごく耳にするし、知らなきゃいけないんだろうなっていう自覚はすごくあるんですけど、正解がまだ見つからないんです。今のお話を伺っていると、常に意識しながらも、まずはボトルキャップとラベルを分別するぐらいな感覚で……。
塩川: そうそう。まさに社内でコツコツと取り組んでいることのひとつだね。そっからやで(笑)。
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社長が働くうえで大切にしていることは?
永樂: 少しだけ社長の個人的な部分も伺ってみたいです。働くうえで、大切にしてらっしゃることはありますか?
塩川: たくさんありますよ。正直にいうと、そこそこの歳になるまで明確な目標を持って仕事をやってきていなかったんです。ただ漠然と、ただ言われたことを黙々とやりゃいいやってタイプだった。その転機になったのが、組織の長になったとき。「ああ、自分のチームのスタッフを導いていかないといけない」や「その人ら、要は、この課をなくしちゃいけない」と責任感が生まれたことだね。

一番大事なのは、仕事は人がやっていることだということですよ。コンピューターと仕事しているわけじゃないし、相手の人がいて(成り立つ)商売なんで、相手の立場でものを考える、ということを常に思ってます。自分のことだけを考えてやったって交渉ひとつもうまく進まない。これって接客しているときでも一緒だと思う。どう言ったら相手は喜ぶかな。何かを買いたそうにしていたら一生懸命、背中を押してあげるよね。こうしたことがジョイックスの社是にある「よろこび」にも繋がっていて、お客様に喜んでいただけるから、また次も来てくれるわけです。背中を押すことでどうやったら喜んでくれるのか。それが自分の売上になったら自分も嬉しいよね。要は、嬉しいと思う人を増やすことが仕事のひとつに入っているというのは、幸せなことだよね。
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ファッションに目覚めたのはいつですか?
森本: ヨーロッパにいらした間に感じた、ファッションにおける日本との違いはありますか?
塩川: 顕著だと思うのは、ヨーロッパの人びとは自分だけしか見ていないんですよ。要は、自分がよければいいというファッション。だから夏でも革ジャンとかダウンを着ている人もおるし、冬でも半袖の人がおっても誰も気に留めないわけですよ。でも、日本は真冬に半袖の人が歩いていたら冷ややかな目で見るじゃないですか。他人からどう思われるかを気にするところが根本的な差異だと僕は思いますね。ですから、日本は何かが流行ったら揃って同じものをドワーっと着始めるでしょう。ヨーロッパの人はあまり他人が何を着ているかを気にしませんね。
森本: 就活の面接のときにも言ったんですが、僕は中学2年生の夏ぐらいに父の仕事で家族ごとイギリスのウィンブルドンに引っ越したんです。言葉も分からないし自分がどこにいるのかもよく分からないような生活を送りながら、街にあった小さめのファッションビルに入ったとき、直感的に「かわいい!」と思ったジャケットが、ポール・スミスだったんです。父に「イギリスの有名なブランドだよ」というふうに教えられ、それがきっかけで、他のブランドに興味が向くようになっていきました。つまり、最初のきっかけがポール・スミスにあったのでジョイックスにチャレンジしてみたかった。すごく、できすぎたエピソードなんですけど(笑)
塩川: 運命的な出会いやね。
永樂:ステキ(笑)
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塩川: ステキという発言が出ました(笑)。永樂さんはどうですか?
永樂: 私の転機もバッチリ決まっています。卒業したエアライン系の専門学校での生活が、みんな同じリクルートスーツを着て、みんな同じタイツ履いて、同じ髪型して、化粧まで同じなんです。そういうところで勉強していて感じたのが「あ、ここにいたら自分がいなくなりそう」という感覚だったんです。そこから、みんなとお揃いの制服で仕事をするんじゃない、もっともっと自由に自分の好きなもので自己表現ができる仕事のほうが向いてるんじゃないかなって思い始めていたんです。その頃から、洋服でここまで自分を表現できるんだと知って一気に好きになっていましたし、今の仕事でそれができているなと感じています。
塩川: なるほど。自分が出せるというかね、光らせることができるからね。今、50代の僕らがファッションに目覚めるきっかけって何だったかといったら、たぶん性別を問わず、どこかでモテたいという気持ちが動機として強くて、そこから自分の新しい部分が発見されるというのがあった。単にかっこいい服を着たらモテるんちゃうかなっていう部分もあったんだよ。僕自身の過去の経験としては、服装に全く興味なかったけどもお店に行って全て揃えてもらったら、馬子にも衣装で、それを周りが良いって言ってくれたんですね。これがファッションに目覚めるひとつだった。だからこそ、そうした体験を提供する僕たちは、お客様に合ったものに向き合って真剣に提案しなくてはいけないね。
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一番のファッションの思い出、聞かせてください。
永樂: 個人的にすごく聞いてみたかったのが、今までのお買い物の中で一番印象に残るものはなんですか?
塩川: 印象に残る買い物いうたらね、家買いましたとかになんねんけどそれじゃあ面白くないでしょう(笑)。ひとつあるのが、ロンドンにいるときにポール・スミスのジャケットを買ったわけですよ。そのジャケットはステッチの色が全部違っていてしつけ糸状態みたいなやつなんですね。それを着てロンドンファッションウィーク中の時間つぶしでカフェに入ったら女性が急にフッて寄って来て「それ、どこのジャケット?」と言ってきて、「いいわね」と言ってくれたんですよ。買い物というか、人と違うものを着てるという、ある種の優越感をものすごく感じることができましたね。うーん、あの感覚はいまだに忘れられない。ちょっとびっくりしたけどね。皆さんはどう?
森本: 実は僕もポール・スミスのジャケットなんです。初めてブランドを知った中2の頃から手が届かないなーと思い続けていましたけど、高校を卒業して服飾専門学校に入るぐらいのタイミングで真っ黄色のジャケットを買ったんです。
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塩川: おおっ、やるね(笑)
森本: 2013年のショーでモデルさんが着ていた黄色のセットアップを見て「なんでこんなかっこいいんだろう」と。もう何がなんでも欲しいと思い、親に反対されながらもバイトをめちゃくちゃしてお金を貯め、渋谷店に行ってすぐに「これを着たいです」と店員の方に言って購入したんです。今でも、それを超える服はまだないですね。
永樂:このお話のあとに話すのはすごいプレッシャーですね(笑)。私はまだ出会ってないのかなと思っていて、出会いたいと思っているのが正直なところです。この質問でパッて出てくるのが100円ショップで買ったクワズイモっていう小さい観葉植物です。それを育てていたらすごい大きくなったんですよ。自分の買い物の中で一番印象に残っています(笑)。
塩川: へえー、100円ショップやのに? おもろいな、いろいろあるんだな。クワズイモのワードはこのページの文章に絶対に入れなくては。だから、人生楽しいのね(笑)。
社会人1年目に戻るとしたら何をしますか?
塩川:もっと勉強しておいたほうがよかったなと思いますね、ほんとに。僕はまだバブル全盛期だった1990年に入社していて、正直、大学時代に勉強を怠ってしまっていた。ただ、勉強のスタンスとして、詰め込み型じゃなく、自分がやりたいってものに対してもっと深く学ぶことができたらよかったなと思うんですね。それともうひとつは、今の皆さんはすでにベースとしてありますけど、英語は絶対に喋れたほうが見聞が広がる。中国語でもいいんですけど、他国の言語はもっと勉強しておきたかったなと。いろんな知識に興味を持っておくことで、そのときには花開かないかもしれませんけれども、自分にとって絶対プラスにはなると思いますね。1年目に戻れるんであれば、そういうことを貪欲に、ね。とまあ、友達とわーわー楽しいことだけをやってた思い出しかないんですけれども、自分を見つめ直すと、そういったことができていればよかったなと思いますね。
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塩川: あともうひとつだけ。これはつい先日、メルマガで読んだことなんですけど、僕らは「これを勉強しなさい」「これを覚えなさい」って言われ、それを覚えたら点数が取れるっていう勉強の仕方してきたじゃないですか。そうじゃなくって、問題が出てきたら「どうして?」、要は、「How」の思考をしていかないと、これからの世の中は難しいんじゃないかと。つまり、問いに対する答えはひとつだというのは通用しない。何百通りもある。人それぞれ考え方感じ方は違うわけだから「答え」だけを見つけ出すんじゃなくて、どうしてそういう質問だったのかというところに、常に目線を向けることが重要だと思います。本質的に相手は何を求めているのかということを常に探る。考えていく。そうすると、答え方が100点だったのが200点になるかもしれない。こうしたことを日々気を付けておくことでどんどん磨かれていくと思っていますね。あっ、しゃべり出すと、止まらへん(笑)。

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