私が23歳で販売スタッフ時代のことです。事故で親友を亡くし、傷心しながらも普段どおりを振舞っていたある日。とある御得意様からのお心遣いを今でも忘れることができません〇その方は、私が販売スタッフ1年目の時からご家族全員来店されていて、その日は奥様と息子様のおふたりでいらっしゃいました〇お帰りになる際に奥様が私の様子がいつもとは違うことを察し、声をかけていただいたその3時間後、旦那様とともに再び来店されたのです〇過去に同じ経験をしたことがあるという旦那様は「私に一言かけてやりたい」とわざわざ遠方から線香と黄色のバラの造花を持って……〇お客様と販売スタッフという関係性をこえ「人対人」として私に向き合ってくださった優しさに、敬意とともに本当の喜びを感じることができました〇私は常々、販売スタッフ時代に出会ったお客様の顔を思い出しながら「この商品は自信を持ってお勧めできるか」を考えぬいています〇新しい「もの」を発信し、安定した品質の商品をお届けする。責任感の根拠は、本気でお客様に向き合ってきた過去の経験があってのことだと自負しています〇手本になるイケてる上司が沢山いることも私の誇りです。一歩ずつでも先輩方のレベルに近づけるように挑戦を続ける日々をおくっています〇「時代の変化」を感じるのは半年に一度の中国出張〇3年ほど前から上海などの都心では交通ルールや喫煙マナーといった民度のグローバル化が進んでいます。さらにレンタルサイクル事業、浮浪者も使用するキャッシュレス決済、オンラインフードデリバリー事業といった半年前には無かった現象が半年後には当たり前の様に普及します〇物事が浸透し廃れていく速さには目を見張るものがあり日本とはまるで違う〇洋服でなくファッションを売る〇そのためには、今まで以上に時代を読み取る感度や順応するスピード感が重要になってくるのではないでしょうか。
Yudai Katsuki
甲木 裕大
商品企画部