「人生で最高の1日でした!」。たくさんの顧客の方々にそう言ってもらえた特別な日が、これまで働いてきた中でのハイライトのひとつです○2016年、ポール・スミスさんの過去最大級の展覧会『HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH』が、世界各地を巡回し、日本では京都を皮切りに三都市で開催されました○私が京都の三条店で店長を務めていた頃のことです○開幕する前夜の京都国立近代美術館で、ポール・スミスさんらを迎えたパーティが催され、幸運なことに、私たちスタッフだけでなく大のポール・スミスファンを公言する約20名の顧客の皆さんを招待することが叶ったのです○あっという間の2時間でした。パーティの最中、ポール・スミスさんを囲んだ即席のサイン会と握手会が始まり、私は少し羨ましく思っていました○すると、店頭で長いお付き合いのあるお客様が「森田さん、本当に忙しそうでしたね」と声をかけてくれて、自身の招待状を手に「代わりにサインをいただいてきましたよ」と。思いがけないプレゼントです○サインを手に入れたこと以上に、あの何気ない心遣いに胸を打たれ、今でも宝物のひとつとして自室に飾っています○年々、オンライン上で商品を事前にチェックしてからの来店が増加しています。購入までの利便性を高めるためにオンライン環境の整備と改善は必要ですが、ブランドイメージを高いレベルで保っていくには、やはり、リアルショップが欠かせません。そこでキーとなるプレイヤーは、現場のスタッフに他なりません○若いスタッフを、1日でも早く重要な戦力に。中堅スタッフをひと皮むかせて副店長、店長に○2019年9月に店長職から店舗運営チーム、営業に異動して以来、こんな思いを胸にスタッフ育成に尽力しています○話は変わりますが、仕事の質を維持するために大切なのは自分なりの気分転換方法を持っていること。特に、ロウリュウ(サウナ)は最高です。定年後はサウナマイスターになろうかと思うくらい大好きです(笑)
Ryosuke Morita
森田 亮佑
営業