2021年春夏、ランバン コレクションとポール・スミス コレクションで取扱いが始まっている『アメリカン・シーアイランドコットン』は、サステナブルへの取り組みを表明しているコットンです。その魅力は超長綿ならではの柔らかい肌触りと、つややかな光沢。新しいリラックスウェアにふさわしい素材として提案しています。
最高級の綿として知られる海島綿（シーアイランドコットン）の名は、シーアイランド地方というアメリカの地域名に由来があるといいます。18世紀にカリブ海諸国で栽培されていた西インド諸島産バルバデンセ種（超長綿）がバハマ経由で米国シーアイランド地方に持ち込まれ、そこで栽培されて広まりました。しかしながら20 世紀初頭、壊滅的な害虫被害により断念され、別の種類の綿花栽培へと移ったそうです。100 年の時をへて、再びアメリカで『アメリカン・シーアイランドコットン』が復活しました。
綿の栽培には気候条件に加え、大量の水が必要です。また害虫がつきやすいために殺虫剤による健康被害、人権問題が問題視されています。どのような環境で作られたかという透明性、証明をもつことが、背景に人権問題がつきまとう綿においては特に重要といえそうです。
わたしたちにとって最も身近な素材であるコットンから、責任ある調達を進めています。
