商品が売れる環境を作ること、それを、「もの、ひと、はこ」の体制を整え、ひとつの川の流れを生み出していくことだと考えています。それにまつわるあらゆる業務が、私の仕事内容です。
第一に、店頭に「もの」がなければいけません。私たちはマーチャンダイジングと営業の双方を行なっているので、商品企画から本国チームとのコミュニケーション、店舗予算管理までを行っています。そして、それらに関わる「ひと」の確保。勤怠管理をはじめとしたスタッフのフォローも重要です。繁忙期には私たちも実際店頭に立つこともありますね。そして、「はこ」。売上を含む店舗の管理を引き受けているのも私たちの部署です。
ブランドの色が濃厚だというイメージは依然として強いですが、決してハードルが高くないことをお客様にわかっていただくことは大切です。店舗に来てくださる時点、ブランドに興味を持たれた時点で、その方は顧客のひとり。ブランドの世界観に第一歩目を踏み入れる時はすごく緊張されることだってありますが、それをときほぐすことはショップスタッフにしかできないことだと思っています。
ブランドの歴史自体はビッグメゾンに比べると長くはありませんが、一つひとつのデザイン、考え方や思想が、ここまで大きなヘリテージとして表現されているブランドはなかなか存在しません。ヴィヴィアン・ウエストウッドは、「見えない部分」が徹底的に考えられていて、例えば、サステイナブルは世間的に大きなテーマですが、誰もサステイナブルという言葉を理解していない時代からヴィヴィアンは取り組んできている。洋服に内包された目には見えない部分を、わかりやすい表現に変換して、いかにお客様に伝えられるかは永遠の課題ですね。
ブランドを深く理解してくださるコアな方だけでなく、自由に着こなしてくださる方々にも広めていくためには、接客を中心としたかたちにならないベーシックなことをどこよりもしっかりやることが肝心。商品の企画においても中長期的な目線でトライしていくことは大切で、それは必然的に、サステイナブルなあり方にもリンクするのではないでしょうか。
ライセンスの企画商品製作にあたって、本国スタッフとのアプルーバルをMD、営業の立場の中心に立って行うようになったことは私のターニングポイントですね。やはり、本国とのコミュニケーションは順調なことばかりではありません。
自分たちが認識している国内マーケットの需要をベースに提案しますが、ブランド全体の中軸からはみ出すものは当然受け入れられない。そもそもの認識の違いはたくさんあって、例えば、日本のように四季がしっかりとある国、湿度など日本特有の気候が前提にあるデザインではない点。日本人と欧米人の体格は違いますが、単純なグレーディングの課題だけでもない。時代の動きにあわせてブランドを取り巻く環境は常に変化するため、本国の視点が変わることで昨年できたことが今年はできないこともある。言語の問題も強く感じますが、就任当初は思うように本国との連携がうまくいかず苦渋を味わってきました。
しかし、根幹にあるブランドの枠組みの中で根気強く探すことができるようになってきて、特に2018年からは、フロム・ジョイックスの新鮮なアイテムが部分的とも受け入れられるように。大事なのは、信頼関係を継続していくうちに育まれる何かだと気づきました。思えば、失敗を含めた時間が、私自身を幸せにしているのかもしれません。
外食時は好きなラーメンを食べたり、お酒を飲んだりして不健康な食生活になりがちですが、妻が気にかけてくれる朝食セットのルーティンで風邪はひかない。頭が下がる思いです。休日は家族でゲームをして遊んだり。家族3人でカポエラ教室に体験入学してからはや3ヶ月。ちょっと頓挫してしまいそうですが。
Paul Smith ウィメンズ
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Paul Smith
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